外国人採用のメリット
外国人エンジニアの採用は、日本国内において多くのメリットをもたらします。以下に、外国人エンジニア採用のメリットを詳しくご紹介します。
優秀なエンジニアの確保
日本国内ではエンジニア不足が問題となっています。若手のIT人材は増加傾向にありますが、需要に対する供給が追いついていません。外国人エンジニアを採用することで、人材不足を解消できる可能性があります。条件さえマッチすれば、即戦力となる人材を確保できるケースもあります。
社内活性化
外国人エンジニアは日本とは異なる文化圏で生まれているため、日本人とは違った価値観を持っています。日本人では生み出しにくい、新しいアイデアを生み出し、異なるアプローチで問題解決へ導く効果も期待できます。さらに、社員へ刺激を与え、多様性を活かした業務形態の確立も可能です。
グローバル化
外国人エンジニアを獲得することで、社内のグローバル化が期待できます。最新技術やトレンドは日々変化していますが、外国人エンジニアがいれば世界の最新情報をキャッチアップしやすくなります。また、海外向けのサービス展開や市場拡大も進めやすくなります。
外国人エンジニア採用はなぜ難しい？
前章では外国人エンジニアを採用することのメリットを紹介しました。しかし、そのメリットを得るのは簡単なことではありません。そこで本章では外国人エンジニアを採用するときの失敗事例とともに、なぜ外国人エンジニアの採用が難しいのかを紹介します。
事例①コミュニケーションの誤解
異なる文化的背景からくるコミュニケーションの誤解がトラブルの原因となります。例えば、ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化の違いにより、意図が伝わらないことがあります。
ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化は、異なるコミュニケーションスタイルを表す言葉です。ハイコンテクスト文化では、非言語的なサインや暗黙の了解が重要視され、共通の文化や経験に基づいてコミュニケーションが行われます。例えば、空気を読む、以心伝心、阿吽の呼吸のコミュニケーションが好まれます。
一方、ローコンテクスト文化では、明確な情報提供や直接的な表現が求められます。アメリカでは、プレゼンの際に「これから伝える内容を伝え、それから内容を伝え、最後に伝えた内容を伝えよう」というスタイルが推奨されています。
このように、ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化の違いにより生まれるコミュニケーションの誤解が採用後のトラブルにつながります。
事例②仕事の進め方の違い
異なる国々での仕事の進め方やアプローチに違いがあります。日本では報連相（報告・連絡・相談）が重視されますが、他の国では自己判断で仕事を進めることが一般的です。
日本人の上司と外国人の部下の間で、仕事の進め方について意見の相違があると、お互いに不満を蓄積することになるでしょう。
事例③文化的違いと誤解が生まれやすい
外国人エンジニアを採用する場合、価値観や文化が異なるため、マネジメントの難しさもあります。仕事への姿勢や、コミュニケーション方法、時間の考え方などは国や文化によって異なるため、お互いに文化の違いを認識し、相互理解を行うことが必要です。
企業側は採用した外国人エンジニアに対して、自社の価値観や文化を教える必要があり、また多様性を受け入れる柔軟性を持ち、強みを最大限に活かせるような環境づくりを行う必要があります。
EOR（雇用代行）サービスとは？
前章で紹介したような、外国人エンジニア採用の難しさ解消に役立つのがEOR（雇用代行）サービスです。
EORとはEmployer of Recordの略であり、雇用代行サービスを指します。具体的には、以下のような役割を果たします。
1. 世界中の優秀な人材へのアクセス
人材を世界中から選択できるようになることにより、自社に最適な人材を見つけやすくなります。また、日本国内での採用に比べ、採用コスト、人件費の削減が可能となります。
2. 現地の法令に合った人材管理
EORサービス提供企業は、各国の労働関係法令に精通しており、適切な方法で人材を管理します。海外進出が初めての企業にとっては、難易度が高いことがありますが、EORサービスを利用することで法令遵守を確保できます。
3. 給与や税金の管理
EORサービス提供企業を通じて支給される給与は、現地の税制に合わせて計算されます。また、入社手続きや経費計算などの人材に関わるあらゆる業務を行ってくれるため、企業はバックオフィス業務にかける時間を短縮できます。
なぜEORが外国人採用成功につながるのか？
なぜ難しいとされる外国人エンジニア採用がEORサービスを利用することで実現できるようになるのでしょうか。
以下に、外国人採用が成功に繋がる3つの理由を説明します。
技術力や会社との適合性を事前に確認できるため
EORサービスを利用することで、リモートでのフルタイムの雇用が行えるため、日本で正規採用を行う前に、実際に企業が求めているスキルを有しているか、企業文化に適合しているのかなど雇用時にトラブルになりそうなことを、実際に雇用を行いながら確認することができます。
ミスマッチがあれば、人材を柔軟に変更できるため
EORサービスを利用して採用した人材が、企業の求める技術力や仕事への姿勢などが足りないと実感した場合、別の人材を探すことができます。日本で実際に採用を行うよりもはるかに人材の見極めが容易に可能です。
会社との適応が確認できれば日本に招聘することができるため
数ヶ月一緒に働いてコミュニケーションや技術力、仕事への姿勢などが問題ないと実感した場合、日本への招聘が可能です。もちろん、現地で働いてもらう方が給与等を合わせた人件費はかなり安く済むので、日本に招聘するかどうかは企業の意向により自由に決めることができます。
まとめ
今回は、外国人エンジニア採用の難しさとそれを解決するEORについて紹介しました。日本人のエンジニア人材は現時点でも不足している状態です。これから少子高齢化が加速するほど、さらに不足するようになるでしょう。
そこで日本人エンジニア人不足の解決策として、外国人エンジニア人材の採用は1つの大きな解決手段になります。
上記で説明したように、EORサービスを利用すると、現地給与で人材採用を行え、柔軟に労働力を変更できます。そのため、自社に合った人材なのかを自社採用の前に確認し、その後、日本に来てもらって自社採用をするという、失敗しない確実な採用方法がEORでもあります。
しかし、実際の採用となるとどう取り組めばよいのかわからない企業も多いはずです。そのような企業におすすめするのが、弊社のEOR(雇用代行)サービス「PLUS TALENT(プラスタレント)」です。
PLUS TALENTは、外国人エンジニアの採用における候補者探しや労務手続き等の様々な不安を解消し、外国人エンジニアの採用をサポートします。
弊社サービスの特徴は以下です。
①途上国エンジニア人材データベース
東南アジア最大の日本語学習者数を誇るミャンマーを中心に、5,000名以上の日本語、英語話者のエンジニア人材が登録する独自データベースを構築。
②人件費の削減を実現
ジュニアレベルのエンジニアであれば月額12万円から、ミドル ~ シニアレベルのエンジニアでも月額約18万円からフルタイムで採用することが可能。
③最短3日間での採用・勤務開始が可能
独自人材データベースを活用することにより、問い合わせから最短3日での採用・勤務開始が可能。
④オフィススペースの提供
採用したエンジニアがフルリモートワーク環境下でも安定した業務パフォーマンスを実現できるように、当社が運営する快適なオフィススペースをエンジニアへ提供。
⑤日本人によるサポート
弊社日本人現地スタッフが採用前から採用後のマネジメント・定着支援まで二人三脚となりサポートを行うため、マネジメントに不安がある方も安心して利用することが可能。
⑥EOR人材の直接雇用
弊社はEOR人材のクライアント企業への転籍を認めているため、EOR活用からの日本招聘により、外国人エンジニアの招聘の際に生じるミスマッチングのない外国人エンジニアの採用を実現。
開発コストを削減し、優秀な外国人エンジニアを採用されたい方。もう外国人採用を失敗したくないという方は、ぜひ弊社EORサービス「PLUS TALENT」をご検討ください。
